初売りで福袋を買い求める人たち=2日午前、東京都中央区の三越日本橋本店、関田航撮影
多くの大手百貨店で2日、正月の「初売り」が始まった。福袋やセール品を目当てに買い物客が行列してにぎわった。
三越日本橋本店(東京都中央区)では、午前9時50分の開店前に5千人超が並んだ。洋菓子やお茶の福袋などを買ったという小笠原毅子さん(24)は「様子見で来たはずがつい買ってしまいました。重くて大変です」と話した。
今年の百貨店の福袋は「体験型」が目を引き、日本橋三越では、ベルサイユ宮殿内の庭園での乗馬体験(185万~205万円)など約20種類を用意した。
同じく新宿や日本橋などで2日に初売りを始めた高島屋は、ダンサーのSAMさんの指導でダンスチームを組める福袋(10万8千円)を発売。松坂屋上野店は酉(とり)年にちなんで、空中に浮くマリンスポーツ「フライボード」に挑戦できる日帰り旅行(2人で2万円)を用意した。
三越伊勢丹は、首都圏の多くの店では3日から初売りを行い、そごう・西武は1日に始めた。他の小売り大手では、イオンモールやビックカメラは1日に始めた。(和気真也)