5日、韓国憲法裁判所で開かれた朴槿恵大統領の弾劾(だんがい)審判を巡る第2回弁論=東亜日報提供
韓国の憲法裁判所で5日開かれた、職権乱用などに問われた朴槿恵(パククネ)大統領の弾劾(だんがい)審判で、朴氏側は訴追事実をすべて否定し、弾劾訴追の棄却を求めた。朴氏と共謀したとされ、職権乱用罪などに問われたチェ・スンシル被告らの第1回公判もソウル中央地方裁判所であり、チェ被告らは罪状を全面的に否認した。
特集:朴槿恵大統領の弾劾可決
弾劾審判では朴氏の五つの行為について、大統領職の罷免(ひめん)に相当するかどうかを争う。
朴氏側弁護人は、①支援者のチェ被告らを組織的に国政運営に関与させていない②関係者の起用は国会聴聞会など手続きを経ており、権限を乱用していない③2014年秋の大統領府内部文書流出事件の際に正当な法執行を求めており、言論の自由を侵害していない④14年春の旅客船セウォル号沈没事故の際、必要な措置を取った⑤チェ被告らと共謀して刑事法を違反した事実はない――とした。
一方、ソウル中央地裁での公判…