スタートした大回顧展「DAVID BOWIE is」=8日、東京都品川区東品川2丁目、日本展実行委員会提供
英国のロックアーティスト、デビッド・ボウイ(1947~2016年)の大回顧展「DAVID BOWIE is」(朝日新聞社など主催)が8日、東京・天王洲の寺田倉庫G1ビルで始まった。約3千人が訪れ、昨年1月に69歳で亡くなったボウイの多彩な足跡を堪能した。
特集ページはこちら
ボウイは1967年以降、アルバム「ジギー・スターダスト」「ヒーローズ」「★(ブラックスター)」などを発表。音楽だけでなく、ファッション、デザイン、映画、演劇の各分野で活躍した。
直筆の歌詞や型破りな衣装、アルバム録音で使った楽器など300点以上を映像を交えて展示。ヘッドホンでボウイの楽曲などを聞きながら鑑賞する。2013年、企画した英ロンドンのビクトリア&アルバート博物館で始まり、これまで欧米、南米など9カ国で延べ160万人以上を動員した。アジアでの開催は日本が初めて。
今回は、映画「戦場のメリークリスマス」で共演した北野武さんと坂本龍一さんが、素顔のボウイや映画について語る独自の映像も流れる。
4月9日まで。入館は日時指定の予約制で、当日券は、残数がある場合のみで一般2400円、中・高生1200円(いずれも税込み)。「チケットぴあ」で発売中だ。(米原範彦)