美容医療機器(日本で未承認)の不正輸入の流れ
顔の小じわなどをなくす目的の美容医療機器の使用済み部品が違法に転売されていた問題に絡み、この部品の売買を仲介していた大阪市の医療機器販売会社が、医師を装って別の様々な美容医療機器を不正に輸入していたことがわかった。厚生労働省も医薬品医療機器法(薬機法)違反の疑いで同社に立ち入るなどして調査している。
美容医療機器の使用済み部品、違法に転売 やけど被害も
正規品数万円が4千円で 美容機器の転売、安全より安さ
販売会社をめぐっては、米国製の美容医療機器「サーマクール」の使用済みの部品を医療機関から違法に買い取り、別の医療機関に格安で転売していたことが明らかになっている。今回、不正輸入が明らかになったのは、化粧品や医薬品の浸透がよくなるように顔に処理をほどこす未承認の美容医療機器などで、国内の医療機関に販売したりレンタルしたりしていた。
薬機法では、日本で未承認の医療機器は、国が許可すれば医師が個人で輸入して治療に使うことは可能だが、業者が輸入・販売することはできない。国内で販売できるのは、国が安全性を確認した医療機器のみ。
未承認の医療機器を医師が個人…