ペアフリーで演技する北朝鮮のリョム・テオク、キム・ジュシク組=白井伸洋撮影
札幌冬季アジア大会で25日、フィギュアスケートのペアで、今大会の北朝鮮選手団唯一のメダリストとなった。
フィギュア特集 Kiss and Cry
リョム・テオク(18)とキム・ジュシク(24)のペア。「緊張でいい滑りができなかったのに思った以上に点数が高く、満足している」と男性のキムは話した。昨年、欧州での大会で169・29点を出し、今年3~4月の世界選手権(フィンランド)の出場資格が得られる最低技術点を突破。今大会はそれを上回り、3位となった。
ペアを組んで3年目。元選手の女性コーチの下、1日の練習は氷上で3時間、それ以外で4時間だという。北朝鮮で製作されたドキュメンタリー番組を見る限り、アイスリンクやトレーニング器具を含め、練習環境は整っているようだ。
世界ランクは36位。今大会を…