受託収賄罪などに問われ二審で逆転有罪判決を受け上告中の岐阜県美濃加茂市の藤井浩人市長(32)が、自らの任期満了に伴う5月の市長選に2期目をめざして立候補する意向を固めた。5日午後に市内で記者会見して発表する。
藤井氏は二審判決後の昨年12月に辞職。1月の出直し市長選では新顔候補に大差を付け、再選されていた。今回の市長選に立候補を表明するのは、藤井氏が最初になる。
公職選挙法の規定により、出直し選で再選された藤井氏の任期は辞職前と変わらず6月1日まで。このため、市長選は5月14日告示、21日に投開票される。
仮に藤井氏が当選し、市長在職中に有罪が確定すれば、藤井氏は失職し、それに伴う市長選が実施される。この場合、失職に伴う市長選には藤井氏は立候補できない。