北朝鮮が5日朝、また弾道ミサイルを発射した。「あの国の暴挙は止められないのか」。日本国内から怒りと不安、そして戸惑いの声が上がった。
北朝鮮が弾道ミサイル発射 排他的経済水域外に落下か
特集:北朝鮮のミサイル
■先月初訓練の秋田
今年3月、北朝鮮からのミサイル落下を想定した初めての住民避難訓練を行った秋田県男鹿市。市総務課の職員は午前7時半過ぎ、テレビのニュースで発射を知った。市内4カ所の漁業協同組合に船舶の状況を確認したところ、カニ漁船1隻が沖合数十キロで操業中だったが、落下地点が日本の排他的経済水域外だったことから、操業を続けたという。危機管理室の担当者は「被害はなかったが、ホッとしてはいない。こうも頻繁に飛んできては不安だ」と話した。
訓練に参加した市内の女性(77)は「実際の発射とテレビの会見まで時間のずれがあり、知ってから避難するのでは間に合わない、と感じた。国は事前に情報をつかみ、早く知らせてほしい」と求めた。
北朝鮮のミサイル発射や核開発…