インタビューに答える有村架純さん=吉田貴司撮影
茨城を舞台にしたNHK連続テレビ小説「ひよっこ」が放送中だ。茨城が舞台になるのは「鳩子の海」以来実に43年ぶり。お茶の間に人気の朝ドラはこれまで栃木、群馬も舞台になっており、北関東としては12年ぶりとなる。
「私、けっこうイモっぽいじゃないですか」有村架純さん
「ひよっこ」でヒロインみね子を演じるのが有村架純さん。今、最も注目されている女優のひとりだ。
ヒロインを演じる上で大変だったのが「茨城弁」。兵庫出身で、親しんできた関西弁との違いに苦労しながら、人一倍の練習を重ねてきた。「『んだね』とか『だっぺ』とか。語尾の上がり下がりのポイントが全然違う。ニュアンスが変わってしまうところを、指導してもらっています」
昨秋から実際に茨城での撮影に臨んだ。自然豊かな風景の中で、茨城の素晴らしさを肌で感じてきた。「ふわっとなるような開放感があって、楽しく撮影してきました」
地元の人ともふれあってきた。茨城の県民気質を「前向きでポジティブな印象」と語る。そんな姿はみね子と重なる。「一生懸命なみね子を、見ている方に応援してほしい」
栃木や群馬にも他の仕事で訪れたことがある。3県が民間調査会社の魅力度ランキングでワースト3と聞いて、「素敵な所ってことを知らないんですかね」と不思議がる。(吉田貴司)