政府の地震調査研究推進本部が27日公表した地震動予測地図を使えば、自分の住所や職場、今いる場所で、地震に見舞われる確率を簡単に調べることができる。
30年以内に大地震、太平洋側で確率高め 予測地図公表
揺れやすい地盤、あなたの街は
防災科学技術研究所のウェブサイト「地震ハザードステーション」(
http://www.j-shis.bosai.go.jp/
)の「スタート J―SHIS」をクリックすると地図を開ける。
住所や施設名で調べる場合は、地図表示をグーグルマップ形式に変更すると便利だ。地図の右上にある小さな+マークをクリックし、「Google Streets(街路図)」や「Google Satellite(衛星写真)」などを選べば使える。
画面左上の検索欄に住所や施設名を打ち込み、「場所を検索」をクリックすると地図上に赤いピンが立つ。地図を見やすいサイズに拡大して赤いピンをダブルクリックすると、ピンを含む250メートル四方のますの確率が左側の欄に表示される。欄右上の「カルテ」をクリックすると、さらに地盤の性質などもわかり、理解しやすい。
例えば「東京駅」と検索すると、30年以内に震度6弱以上に見舞われる確率は、赤いピンを含んだ八重洲口側付近は「45%」だが、西に隣り合う丸の内口側付近は「81%」となる。
これは表層地盤による揺れやすさが影響しているとみられ、カルテを見ると八重洲口側は「砂州・砂礫州(地盤増幅率1・44)」、丸の内口側は「干拓地(同2・27)」のようになっていることがわかる。
地図上部のタブを切り替えれば、表層地盤別や、震度5強以上など異なる強さの揺れの確率などもわかる。他にも活断層や、地滑り地形などが近くにあるかも地図上に表示して調べることができる。