処分を受け、報道陣に対応する浦和の森脇
4日のJ1浦和―鹿島(埼玉)で相手選手に対して侮辱的な発言をしたとして、2試合の出場停止処分を受けた浦和のDF森脇良太(31)が9日、さいたま市内で報道陣に対応し、「僕の試合中での発言が、不適切だった。そのことで多くの方にご迷惑をかけてしまったことに対して、心から謝罪をしたい」と頭を下げた。
侮辱的発言で浦和・森脇を処分 鹿島選手に「臭い」
クラブハウスに黒いスーツ姿で現れた森脇。神妙な面持ちで、関係者への謝罪を口にした。「今後はしっかり襟を正して、行動していかなければならないと思っております」と話した。性格上、試合になると勝ちたい気持ちが強く出過ぎていたという。「相手と色々バトルをしてしまうこともあった。たくさんの人に指摘を受けてきたが、冷静になることができなかった。自分の未熟さ」と反省した。
一方で、小笠原が過去にも鹿島のブラジル選手に対して不適切な発言をしていたと指摘したことを念頭に、「今回の件で、差別的な発言などはなかった。謝罪するのと同じぐらいみなさんに伝えていきたい」と強調した。
2試合の出場停止の処分は重いのではないかという問いに対しては、「僕の言動で多くの方を不快な気持ちや、悲しい思いにさせてしまったという事実がある。それは僕自身、真摯(しんし)に受け止めなければいけない。処分が重いとは思わない」と答えた。(勝見壮史)