聖隷クリストファー高時代の鈴木翔太投手=2013年7月
(9日、中日8―3DeNA)
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長い道のりだった。中日は4年目の鈴木翔太がプロ10試合目の登板で、プロ初勝利を飾った。「やっと勝ったな、と。時間はかかったけど、ここまで苦しかったので、1軍の舞台で勝てるのは一番うれしい」
今季2度目の先発で、がむしゃらに腕を振った。140キロ台の直球で押しまくる。スライダーとフォークがさえ、四回までは二塁すら踏ませなかった。
スイッチが入ったのは五回の無死一、二塁だ。今季初先発だった2日の広島戦では、2死から失点して逆転された。その光景が頭をよぎり、「びびってしまった」。だから、力を抜いていつも通りの投球を心がけたという。そして、3者連続空振り三振。今回は無失点でピンチを切り抜けた。
六回途中まで投げて2失点、9…