サルダシュト中心部に立つ「化学兵器の攻撃があった場所」と記された看板。市民有志が設置した。この付近では30人以上が死亡したという=4月29日、杉崎慎弥撮影 シリア北西部で100人以上が死亡した化学兵器使用疑惑で、化学兵器の使用が疑われるアサド政権を複雑な思いで支える国がある。中東の大国イランだ。イランではイラクと戦争中だった1987年、イラク軍の化学兵器攻撃で民間人ら130人が死亡した。傷痕は深く、30年たった今も住民を苦しめている。(イラン北西部サルダシュト=杉崎慎弥) 4月末、イラン北西部サルダシュト。商店などが立ち並ぶ町の中心部には行商人が野菜や果物などを地面に並べた青空市場が開かれ、多くの買い物客でにぎわっていた。 首都テヘランから西へ約500キロ、イラク国境から約15キロ東にあるこの町は、87年6月28日、「地獄」になった。化学兵器の直撃を受けたのだ。 当時はイラン・イラク戦争(80~88年)中。イラク国境に近いイラン北西部では、イラク軍による化学兵器攻撃が繰り返されていた。サルダシュトの被害者支援団体などによると、この日、イラク軍機がマスタードガスを使った化学爆弾4発を町中心部に投下。130人が死亡し、当時の町中心部の人口1万8千人の半数近くがやけどや呼吸器の疾患を負った。 「水風船が割れるような鈍い音が響いた直後、ニンニクのようなにおいの灰色の煙が迫ってきた」 サルダシュトで電器店を営むカゼム・ファリグプールさん(72)は当時の様子をそう振り返る。4発の化学爆弾のうち1発が店の近くに着弾。放出されたガスから無我夢中で逃げた。 マスタードガスは皮膚をただれ… |
後遺症、30年後の今も 化学兵器攻撃受けたイランの街
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