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関西電力は17日午後5時、高浜原発4号機(福井県、出力87万キロワット)を再稼働させた。関電の原発が動くのは約1年2カ月ぶり。これで国内で運転中の原発は、九州電力川内1、2号機(鹿児島県)、四国電力伊方3号機(愛媛県)と合わせて計4基となる。
特集:高浜原発
高浜4号機は、2016年2月にいったん稼働したが、3日後に発電機と送電線をつなぐ作業中のトラブルで緊急停止。その後は、大津地裁が出した運転差し止めの仮処分決定を受けて動かせなかった。
今年3月、大阪高裁がこの仮処分を取り消したことで、関電は4号機から再稼働させた。今月22日に発電と送電を始め、6月中旬に営業運転に入る。関電は3号機も6月上旬に再稼働させ、7月上旬には営業運転に入る予定。その後、電気料金を値下げする考えだ。
今後も原発の再稼働は相次ぐ見通しだ。九州電力は夏にも玄海3、4号機(佐賀県)を、関電は10月にも大飯3、4号機(福井県)を再稼働させる方針だ。