初期の肺がんと診断された歌舞伎俳優の中村獅童さん(44)は、自筆のコメントを出した。コメントの全文は次の通り。
中村獅童さん、初期の肺腺がんで休演 健康診断で発見
この度は私事によりいつも応援してくださる皆様に多大なる御心配をお掛け致しますこと心よりお詫(わ)び申し上げます。
毎年、定期的に受けている人間ドックの中で初期の肺腺癌(がん)であることが分かりました。
今見つかったのが奇跡的と言われる程の早期発見で、この状況ですぐに手術をすれば完治するとの担当医師からのお言葉でした。
入院までは、お受けした仕事を精一杯つとめますが、やむを得ず六月博多座大歌舞伎及び歌舞伎座七月大歌舞伎を休演することを断腸の思いで決断いたしました。
本当に申し訳ございません。
病に打ち克ち、必ず元気になって今まで以上に良い舞台がつとめられますよう、より一層精進いたし、また皆様にお目にかかりたいと思っております。
そのために、今しばらくお時間をください。
どうか宜(よろ)しくお願い申し上げます。
平成29年5月18日
中村獅童