
左からマハール・ワジーエフ監督、ダンサーのエフゲーニヤ・オブラスツォーワさん、イーゴリ・ツヴィルコさん、アリョーナ・コワリョーワさん=1日、東京都港区のロシア大使館






世界3大バレエの一つとされるロシアのボリショイ・バレエが来日し、1日、東京都港区のロシア大使館で記者会見を開いた。1957年の初来日から60年。マハール・ワジーエフ監督は「ボリショイ・バレエの特色は感情をこめた美しい動き。今回は著名なダンサーらに加え、将来を担うメンバーも連れてきた。60年はまだ歴史の始まりで、また新たな歴史が始まるだろう」と話した。
演目の一つ「ジゼル」で主役を踊るエフゲーニヤ・オブラスツォーワさんは「踊り手の気分も日に日に高まるはず。ぜひ楽しんでください」。オブラスツォーワさんとペアを組むイーゴリ・ツヴィルコさんは「優れた先輩たちに引けをとらないように踊りたい」。
注目の新進として紹介されたのは「ジゼル」のミルタ役に起用されたアリョーナ・コワリョーワさん。「日本で愛される演目を踊ることに緊張しているががんばりたい」と語った。
東京公演(朝日新聞社など主催)は4日から、東京都台東区の東京文化会館である。演目は「ジゼル」「白鳥の湖」と、フランス革命を描く新作「パリの炎」。問い合わせはジャパン・アーツぴあ(03・5774・3040)。
他都市の公演は、2日が広島市の広島文化学園HBGホール、10日が大津市のびわ湖ホール、16日が仙台市のイズミティ21、17日と18日が大阪市のフェスティバルホール。