乗用車とバスの衝突現場で救助活動をする消防隊員=10日午前10時42分、愛知県新城市、川津陽一撮影
10日午前7時半ごろ、愛知県新城市富岡の東名高速上り線の新城パーキングエリア(PA)付近で発生した観光バスと乗用車の衝突事故。新城PAからは、クレーン車で乗用車をつり上げているのが見えた。現場からPAまで歩いてきた女性たちは、高速下で待機していた救急車に乗り込んだ。
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「目の前に物体」バス乗客、体中にガラス破片 東名事故
午前10時ごろには、後続車の人たちが歩いてPAのトイレを使用。男性は「午前9時ごろから立ち往生している。状況は分からない」と話した。
PAの店舗で働く女性は「事故の後、来たお客さんが、『100メートル前ぐらいから破片が散らばっていた』と言っていた」と話す。
事故直後の午前8時ごろ、新城パーキングエリアで休憩中だった男性(40)はバスの状況を目撃した。男性によると、当時、バスからはうっすらと煙が上がり、消防の誘導を受けながら後部の非常口から乗客が避難していたという。男性は「乗客は皆ぼうぜんとしているようだった」と振り返った。
また、バスの運転席は上半分が大破していたが、運転手は座ったまま抜けられず、上半身は動いている様子だったという。
男性は「最初はキャリアカーから車がバスに落ちたのかなと思った。どうしてこんな事故になるのか一見してはわからなかった」と話した。