観光バスのドライブレコーダーには、中央分離帯を越えて乗用車が向かってくる様子が記録されていた(10日午前、愛知県新城市、東神観光バス提供)
10日午前7時半ごろ、愛知県新城市富岡の東名高速上り線の新城パーキングエリア(PA)付近で観光バスと乗用車が衝突した。愛知県警高速隊や消防によると、バスには乗客乗員47人が乗っており、39人が病院に搬送され、少なくとも約20人がけがをしたとみられるという。乗用車を運転していた男性は死亡が確認された。
【動画】東名で観光バスと乗用車衝突、約20人けが 愛知・新城
「目の前に物体」バス乗客、体中にガラス破片 東名事故
乗客ぼうぜん、運転席大破 東名バス事故、現場の状況は
県警によると、衝突したのは新城PAから約300メートル西。対向車線を走っていた乗用車が中央分離帯を越え、バス正面に乗り上げたとみて、詳しく調べている。バスは200メートルほど走り停車したという。東名高速の上下線は午前8時10分から、豊川インターチェンジ―三ケ日ジャンクション間が、約5時間にわたって通行止めとなった。
バス運行会社や旅行会社によると、この日朝、バスは同県豊川市内の住民ら44人を乗せて、午前7時ごろ出発。山梨県南アルプス市でサクランボ狩りをする日帰りツアーが組まれていた。乗客のほか、運転手やガイド、添乗員が乗っていた。
前から4番目の左側に座ってい…