パリ航空ショーで展示されたボーイング737MAX=パリ郊外
世界最大級の航空ショー「パリ航空ショー」が19日、現地で開幕した。格安航空会社(LCC)向けの最新小型機を披露する航空機メーカーが相次ぎ、LCCの台頭を印象づける展示会となった。
会場となったのは、パリ郊外のルブルジェ空港。新型旅客機や軍用機など約130機が並ぶ会場は晴天に恵まれ、商談に訪れる企業関係者らが詰めかけた。
欧州エアバスは19日、航空機リースを手がける米GE関連企業から150席前後の小型機「A320neo」100機の受注契約を結んだと発表した。会場には200席前後の小型機「A321neo」も展示。最新エンジンを搭載し、燃費の良さで売り込みを図る。エアバスのファブリス・ブレジエ最高執行責任者は19日の会見で「新しい競争相手も出ているが、我々は競争力を持ち続ける」と述べ、小型機分野に注力する考えを示した。
ライバル、米ボーイングも力を…