道路が崩落した現場=5日午前9時20分、島根県益田市西平原町、礒部修作撮影
島根県によると、5日午前6時半現在、浜田市と益田市の約4400世帯、9400人に避難指示が出ている。両市に邑南(おおなん)町を加えた3市町の計約400人が公民館などに避難している。益田市では、1棟に床上浸水の被害が出ている。
島根に大雨特別警報、最大級の警戒を 広島に拡大の恐れ
国土交通省浜田河川国道事務所によると、浜田市の山陰道浜田・三隅道路の全線が午前8時から全面通行止めとなった。
JR西日本米子支社によると、山陰線は始発から浜田―益田間で運転を見合わせた。また、三江線は大雨特別警報の発令に伴い、午前6時40分から、江津―三次間で運転を取りやめている。
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松江地方気象台によると、島根県浜田市金城町波佐の5日午前8時までの24時間降水量が365・5ミリに達し、1977年の統計開始から観測史上最大となった。
また、広島県安芸高田市美土里町横田、同県北広島町細見でもそれぞれ219・5ミリ、261・0ミリで観測史上最大となった。