日本維新の会の憲法改正本部会議=2日午後、大阪市中央区、左古将規撮影
日本維新の会(代表=松井一郎大阪府知事)は2日、憲法改正本部会議を立ち上げ、大阪市内で初会合を開いた。安倍晋三首相が自衛隊を憲法9条に明記する提案をしたことを受け、会議では9条のあり方を中心に議論する方針。自民党の動きをにらみつつ、早ければ年内にも党の憲法改正案をまとめる考えだ。
改憲「本気の議論に納期が必要」 維新・松井代表に聞く
この日は維新所属の国会議員や地方議員、党学生局に所属する大学生ら約150人が参加した。馬場伸幸幹事長は「来年の通常国会は憲法改正をどうするのかという機運が高まる。議論を避けて通れないのが9条の改正問題だ」と述べた。
前代表の橋下徹氏も非公開で講演し、出席者によると、9条の1項と2項を維持しつつ自衛隊を明記する安倍首相の案を前向きに評価した。「権力を広げる方向での憲法改正は反対」とも強調し、自民が検討している緊急事態条項の追加には反対を明言したという。
維新は昨年3月、高等教育も含…