ブータンを訪問し、断崖の上に建つタクツァン寺院に向かう眞子さま=6月6日、ブータン、北村玲奈撮影
小室圭さん=2017年6月
■いちから解説!
秋篠宮家の長女・眞子(まこ)さま(25)と大学時代の同級生小室圭(こむろけい)さん(25)の婚約が3日、正式に内定します。女性皇族の結婚は2014年の千家典子さん(当時の高円宮家の典子さま)以来。結婚までにどういう儀式が予定され、結婚後のお住まいや生活はどうなるのでしょうか。最近の事例を踏まえ、解説します。
皇室とっておき
眞子さまのような皇族の女性、いわゆる「プリンセス」が結婚する場合、婚約内定後にも様々な儀式などが行われます。
まず、一般の結納にあたる「納采(のうさい)の儀」があり、婚約が正式に成立します。3年前にご結婚された高円宮家の次女典子さまの場合、お相手の出雲大社宮司の千家(せんげ)家の長男、国麿(くにまろ)さんの使者が高円宮邸を訪問して、木箱に入った清酒3本や白い絹のドレス生地などを結納品として届けました。
そして結婚式のおよそ1カ月前には、挙式の日を正式に伝える「告期(こっき)の儀」があります。今回の場合、小室さんの使者が秋篠宮邸を訪問し、結婚式の日取りを伝えます。
結婚式を数日後に控えたころ、宮中三殿で、「賢所皇霊殿神殿に謁(えっ)するの儀」に臨みます。皇室の祖神などに別れを告げるもので賢所、歴代天皇や皇族をまつる皇霊殿、八百万(やおよろず)の神をまつる神殿の順に拝礼します。髪を後ろで束ねた「おすべらかし」の髪形で臨むとみられます。通常、宮中三殿での拝礼は天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻だけが殿上で行いますが、3年前は、典子さまも殿上で拝礼しました。
続いて、両陛下に感謝の言葉を述べる「朝見の儀」。典子さまの場合は「賢所皇霊殿神殿に謁するの儀」と同じ日に行われました。
いよいよ結婚式の当日には、「入第の儀」があります。小室さんの使者が秋篠宮邸に迎えに行き、結婚式に臨むことになります。眞子さまと小室さんの結婚式は、黒田清子さん(紀宮さま)と同じ帝国ホテルで行うことが検討されているようです。
■身分やお金は?