民進党の新代表に選ばれた前原誠司元外相は2日、執行部人事に着手し、代表選で戦った枝野幸男元官房長官を要職に起用する方針を明らかにした。具体的なポストや他の人事については「白紙」とした。東京都内で記者団に語った。5日にも両院議員総会を開き、骨格人事についての了承を得たい考えだ。
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前原氏は2日朝に出演した読売テレビの番組で、枝野氏の処遇について「どういう立場かっていうのはまだ全くの白紙だが、中心の一翼を担って頂きたいと思います」と述べた。
記者団には、幹事長、政務調査会長、国会対策委員長、選挙対策委員長、組織委員長、代表代行の6ポストを「骨格」と説明し、いずれかで枝野氏を起用すると明言した。焦点となる幹事長人事をめぐっては、代表選で前原氏を支援した玄葉光一郎元外相や、大島敦元総務副大臣らの名前が挙がっている。