選挙事務所で支援者と握手をかわす菅直人氏=23日午前0時29分、東京都武蔵野市、清水大輔撮影
23日午前0時過ぎ、当選の知らせを受けた東京18区の立憲前職、菅直人氏(71)が武蔵野市内の選挙事務所に姿を現すと、集まった20人以上の支援者から「おめでとー」「やったねー」と祝福の言葉が送られた。
最新の当落情報はこちら
開票速報はこちらから
特集:2017衆院選
万歳の後、菅氏は「デッドヒートの中、勝てたのはみなさんの力によります」と満面の笑みであいさつした。直近の衆院選では自民前職、土屋正忠氏(75)に小選挙区で連敗し、比例復活していた。「私が小選挙区で勝てたということは、その分比例で仲間が当選できるということ。これまでは仲間に勝たせてもらっていた」と感無量の表情で語った。
勝因について聞かれると、「市民連合などが動いてくれた。立憲民主党ができたことで、原発ゼロや安全保障などの政策について、自信をもって訴えることができた」と話した。その後、支援者一人ひとりと握手して回った。
希望の結党の際、菅氏は「原発ゼロ」の公約を打ち出した小池百合子代表に、ブログで「日本のメルケル(ドイツ首相)に」などと期待感を見せていたが、憲法、安全保障などの政策が一致しなかった。選挙戦では「リベラル派の結集」を訴え、「アベノミクスは強い者、持っている者が裕福になっただけだ。普通の市民は逆に生活が苦しくなっている」などと主張した。