米ワシントン・ポスト紙は24日、昨年の大統領選中にトランプ氏陣営とロシアとの関係を民間機関が調査した報告書を巡り、調査資金を提供したのが民主党候補だったクリントン氏陣営と民主党全国委員会(DNC)だったと伝えた。
特集:ドナルド・トランプ米大統領
報告書は、元英情報機関当局者が執筆。内容にはトランプ氏の側近とロシア側との接触のほか、トランプ氏自身のロシアでの性行為などロシアに握られた「弱み」について書かれていた。米情報当局も報告書を入手し、連邦捜査局(FBI)が内容の信用度を調べていた。選挙後の1月に米メディアが報じ、トランプ氏が内容を全否定して反発していた。
同紙によると、発端は共和党の指名候補を決める予備選の最中に共和党関係者が民間調査機関にトランプの身辺調査を依頼。実際の調査を元英情報機関当局者が行った。調査開始当時は、ロシアとの関係を狙ったものではなかったが、すぐにロシアとのつながりが幅広いことが分かったとしている。
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