沖縄県選挙管理委員会は25日、衆院選沖縄2区の得票数を訂正し、発表した。読谷村の開票で23日に得票に修正があったが、修正後の村選管から県選管への報告が漏れていたという。当落への影響はない。
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沖縄2区には社民前職の照屋寛徳氏と自民前職の宮崎政久氏の2人が立候補。村選管によると、23日未明、村内の確定結果として照屋氏が1万1021票、宮崎氏が6308票と発表し、県選管に報告した。だが、まだ開票立会人による確認作業が続いており、その後の立会人の指摘で、無効とされていた561票のうち105票が有効と認められ、照屋氏に51票、宮崎氏に54票が追加された。
この訂正は、県選管への報告を担当する職員に伝わらず、報告漏れにも気付かなかった。24日に県選管と資料を照らし合わせた際に判明したという。沖縄2区の確定結果は、照屋氏が9万2194票、宮崎氏が6万4247票となった。
村選管は「立会人の確認が終わらないうちに確定を発表したことがまず問題。作業が遅れ、現場に混乱があった」と説明している。