7球団からドラフト1位指名された早稲田実の清宮幸太郎選手=26日午後5時48分、東京都国分寺市、北村玲奈撮影
プロ野球のドラフト会議で26日、高校生史上最多タイの7球団から1位指名を受け、日本ハムが交渉権を獲得した東京・早稲田実高の清宮幸太郎内野手(18)は、「(日本ハムは)ものすごくいい選手がたくさんいて、すごくいいチームだなというイメージがあるので、本当にうれしく思っています」と笑顔で喜びを語った。
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プロとしての決意を聞かれると、「今日このような形で指名をいただき、やっとスタートラインに立てた。まだまだ自分は何も成し遂げていないので、これから自らをしっかり鍛錬して、みんなに目指されるような選手になろうと思っています」「高校野球では(本塁打)111本という記録を残せたが、プロの世界はまた全く別の世界だと思っている。しっかり自分のやるべきことをやって、自分を信じてプロの世界でもやっていければと思っています」などと話した。
また早稲田実高での3年間を振り返り、「高1、高2、高3と一年ごとに立場が変わり、いろんな経験をこの3年間でさせていただいた。この3年間で自分の人生が本当に大きく変わったと思っている。自分の思うように練習をさせていただき、自分を信じて練習をやってきたからこそ、今の自分があると思っている」。
進路をめぐり、両親とは何度も話し合いを重ねたという。「父親も母親も大学を出ているので、大学の良さも(2人は)もちろんわかっていた。いろいろと話をしましたけど、それでも自分が選ぶ道を応援してくれるという姿勢だった。自分がプロの世界に行きたかったという気持ちが強かったです」。そして両親への思いを聞かれると、「今の自分は、両親なくしては、ない。ここからは自分ひとりで巣立っていくことになるんですけど、育ててもらった18年間に恥じないように、いい大人になって、いいプロ野球選手になりますと言いたいです」などと話した。