グッズのゴッホの人形を持つ山田孝之さん(左)とイッセー尾形さん
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「ひまわり」などの名画で知られる、オランダの画家フィンセント・ファン・ゴッホ(1853~90)の最期を描いた映画「ゴッホ~最期の手紙~」が11月3日から国内で公開される。映画の日本語吹き替え版で声優を務める俳優の山田孝之さん(34)とイッセー尾形さん(65)が朝日新聞の取材に応じ、映画の魅力を語った。
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映画は全編が、ゴッホの絵画をモチーフにした「動く油絵」で構成され、今年のアヌシー国際アニメーション映画祭で観客賞を受賞した注目作だ。まず、ゴッホの人生最後の日々を俳優たちが演じる実写映像として撮影。その撮影された1コマ1コマを、世界中から集った125人の絵描きの手によって全6万2450枚のゴッホ風の油絵に描き直し、96分間の作品に仕上げた。日本からも、兵庫県出身の画家の古賀陽子さんが参加している。
ゴッホが生前にその姿を描いた人たちが映画の登場人物となっており、山田さんはゴッホの死の真相を探る主人公のアルマン・ルーラン、尾形さんはその父ジョゼフの声を担当した。
山田さんは映画のオファーを受けた際、すでに制作手法を知っていたという。「制作過程に引かれてワクワクしていたので、ぜひやりたい、と受けました」
尾形さんとの掛け合いのシーン…