シュートに持ち込む三河の比江島慎(シーホース三河提供)
プロバスケットボールのBリーグでシーホース三河が10連勝中だ。前身のアイシン時代に多くのタイトルをつかんだ名門は1季目、チャンピオンシップ準決勝で敗退して初代王者を逃した。必ず優勝を、と意気込む2季目で好発進した。
ホームの愛知・ウィングアリーナ刈谷に10月28、29日と名古屋Dを迎えた「愛知ダービー」は、2試合連続の100点試合で、激しい点の取り合いを制した。開幕戦こそ落としたが、これで2試合目からの連勝は「10」になった。
比江島、金丸、橋本という日本代表クラスがそろうタレント集団だ。しかし、昨季は「主力と控え選手の差があって、スタートの選手はスタミナを温存しなければならず、ファーストブレーク(速攻)も少なかった」と鈴木貴美一ヘッドコーチ(HC)。補強で選手層を厚くし、今季は防御から速攻へつなぐ速い展開も志向する。
相手の名古屋Dも、攻守の切り…