大垣観光協会主催のイベント「ロボフェスおおがき2017」の記者発表資料から
4日午後2時ごろ、岐阜県大垣市郭町2丁目の大垣公園で開催されていた「ロボフェスおおがき2017」(大垣観光協会主催)の会場で、上空から菓子をまいていた小型無人飛行機ドローン(直径約85センチ、高さ約55センチ、重さ約4キロ)が高さ約10メートルから落下し、地上にいた来場者に衝突。子ども4人を含む6人が額や背中、肩などにすり傷を負った。
大垣署などによると、6人は同県海津市の女性(48)と7歳の息子、5歳のおいの3人と、同県瑞穂市の男性(39)と息子(10)、娘(7)の家族3人。
協会などによると、この日は午前と午後の計2回、未就学児に上空からドローンで菓子をまくイベントが開かれ、落下当時は会場に未就学児約100人を含む約600人が集まっていた。協会から委託を受けた同県各務原市の男性(37)がドローンを操縦し、国土交通省大阪航空局から事前に飛行許可を得ていた。午前の回ではトラブルはなかったという。県警が落下原因を調べている。
事故の動画を撮影していた同県養老町の40代男性は「肩車をしていた親子にぶつかり、大人ごと飛ばされた。機体は大破して周囲に飛び散っていた。かなりの音がして(集まった)子どもたちの顔が引きつっていた」と振り返った。また、4歳の娘と参加していた大垣市内の40代男性は「位置を変えたと思ったらあっという間に斜めに落ちた。子どものイベントなので怖い」と話した。
協会は「事故でけがをされた方などに深くおわび申し上げます」とコメント。5日に予定していた飛行は中止した。