将棋のA級順位戦で5連勝を飾った豊島将之八段=大阪市の関西将棋会館、佐藤圭司撮影
佐藤天彦名人への挑戦権を争う第76期将棋名人戦・A級順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の6回戦、豊島将之八段―深浦康市九段戦が16日、大阪市福島区の関西将棋会館で指され、先手番の豊島八段が111手で勝った。豊島八段は今期A級順位戦に参加している11人中、一人だけ無傷の5連勝。敗れた深浦九段は2勝3敗となった。
これで6回戦まで終了(今期は参加者が奇数のため、明け番があり、5局しか指していない棋士もいる)。5連勝の⑩豊島八段を4勝2敗で②羽生善治棋聖が追う。3勝2敗は④広瀬章人八段、⑨久保利明王将。3勝3敗は③渡辺明竜王、⑧佐藤康光九段。2勝3敗は⑦深浦九段、⑪三浦弘行九段。2勝4敗は①稲葉陽八段、⑤行方尚史八段。⑥屋敷伸之九段は1勝4敗。(名前の前の数字は順位)(佐藤圭司)