豊島将之八段のA級順位戦での連勝を止め、4勝目を挙げた久保利明王将=大阪市の関西将棋会館、佐藤圭司撮影
佐藤天彦名人への挑戦権を争う第76期将棋名人戦・A級順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の7回戦、久保利明王将―豊島将之八段戦が8日、大阪市福島区の関西将棋会館で指され、先手番の久保王将が123手で勝った。久保王将は4勝2敗。今期A級順位戦に参加している11人中、一人だけ無傷だった豊島八段は5勝1敗となった。
これで7回戦まで終了(今期は参加者が奇数のため、明け番があり、6局しか指していない棋士もいる)。5勝1敗の(10)豊島八段を、5勝2敗で(2)羽生善治竜王・棋聖が追う。4勝2敗は(9)久保王将。3勝3敗は(4)広瀬章人八段、(7)深浦康市九段、(8)佐藤康光九段。3勝4敗は(1)稲葉陽八段と(3)渡辺明棋王。2勝4敗は(6)屋敷伸之九段と(11)三浦弘行九段。2勝5敗は(5)行方尚史八段。(名前の前の数字は順位)。(佐藤圭司)