ゴミ処理施設の業務の入札をめぐる汚職事件で市長と市議会議長が逮捕・起訴された埼玉県上尾市で、両者の辞職に伴う市長選と市議補選(被選挙数2)が10日告示された。いずれも17日に投票、即日開票される。
市長選にはいずれも無所属の新顔4人が立候補した。顔ぶれは、前市議の男女2人(いずれも62)、前民進党県連幹事長の前県議(68)、元県職員(84)。汚職事件を受けての出直し選挙だけに、市政への信頼回復や事件の再発防止策、前市政が推進した図書館移転計画の是非などについて、有権者に訴えている。
市議補選は、逮捕・起訴された前議長に加え、市長選に立候補した前市議の1人が告示前に議員辞職したため、被選挙数は2になった。いずれも新顔の6人(共産1人、無所属5人)が立候補を届け出た。(三宅範和)