ショートトラック全日本選手権で女子総合優勝を決めて観客席に手を振る菊池悠希=吉本美奈子撮影
スピードスケート・ショートトラックの全日本選手権最終日は17日、名古屋・日本ガイシアリーナであり、女子は菊池悠希(ANA)が初、男子は吉永一貴(かずき、愛知・名古屋経大市邨高)が2大会ぶり2度目の総合優勝を果たした。
競技後、今季の国内での3大会の成績をもとに平昌五輪代表が決定。女子は菊池悠と妹の純礼(すみれ、トヨタ自動車)、3大会連続出場となる伊藤亜由子(同)ら5人、男子は吉永と2大会連続で坂爪亮介(タカショー)ら5人が選ばれた。吉永と女子の神長汐音(しおね、長野・小海高)は2002年ソルトレーク五輪の小沢美夏(当時16)以来4大会ぶりの高校生での五輪代表となる。
平昌五輪での日本の出場枠は、男女のリレー(各4人)と、男子は1000メートルと1500メートルで各3枠、500メートルで2枠、女子は1500メートルで3枠、1000メートルで2枠、500メートルで1枠。各種目の出場選手は今後、派遣選手の中から選ばれる。
記録は次の通り。
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【男子】1000メートル ①岩下聖(福井県体協)②菊池哲平(山梨学院大)③横山大希(トヨタ自動車)④坂爪亮介(タカショー)⑤坂下里士(トヨタ自動車)⑥村竹啓恒(岩手県体協)⑦菊池耕太(恵仁会)⑧渡辺啓太(阪南大職)
▽3000メートル ①吉永一貴(愛知・名古屋経大市邨高)②渡辺瑠(立大)③岩下聖(福井県体協)④坂爪亮介(タカショー)⑤桜井雄馬(大阪シーリング印刷)⑥横山大希(トヨタ自動車)⑦菊池哲平(山梨学院大)⑧村竹啓恒(岩手県体協)
▽総合 ①吉永一貴(愛知・名古屋経大市邨高)②横山大希(トヨタ自動車)③岩下聖(福井県体協)④菊池哲平(山梨学院大)⑤坂爪亮介(タカショー)⑥渡辺瑠(立大)⑦桜井雄馬(大阪シーリング印刷)⑧村竹啓恒(岩手県体協)
【女子】1000メートル ①斎藤仁美(オーエンス)②菊池悠希(ANA)③伊藤亜由子(トヨタ自動車)④神長汐音(長野・小海高)⑤菊池純礼(トヨタ自動車)⑥平井亜実(中京大)⑦菊池萌水(稲門ク)⑧渡辺碧(東京・武蔵野高)
▽3000メートル ①渡辺碧(東京・武蔵野高)②菊池悠希(ANA)③斎藤仁美(オーエンス)④菊池純礼(トヨタ自動車)⑤菊池萌水(稲門ク)⑥田中冴実(山梨学院大)⑦伊藤亜由子(トヨタ自動車)⑧神長汐音(長野・小海高)
▽総合 ①菊池悠希(ANA)②渡辺碧(東京・武蔵野高)③斎藤仁美(オーエンス)④菊池純礼(トヨタ自動車)⑤神長汐音(長野・小海高)⑥伊藤亜由子(トヨタ自動車)⑦菊池萌水(稲門ク)⑧田中冴実(山梨学院大)