勤務先の幼稚園で園児に暴行し、けがを負わせたとして、兵庫県警尼崎南署は30日、神戸市兵庫区大開通7丁目の幼稚園教諭、岡田恵美子容疑者(41)を傷害の疑いで逮捕し、発表した。岡田容疑者は「しつけのつもりだった」と容疑を認めているという。
署によると、岡田容疑者は兵庫県尼崎市西立花町2丁目にある認定こども園「めぐみ幼稚園」の教室で、27日午前9時すぎから2時間にわたり、男児(2)の体を前後に揺さぶって押し倒したり、頰を両手でたたいたりするなどの暴行を複数回加えた疑いがある。男児は耳の後ろに2週間のけがを負った。
岡田容疑者は「着ていたジャンパーを自分で片付けられなかったので、しつけのつもりでやった」と話しているという。男児の頰や両耳が腫れているのを母親が見つけ、「先生にたたかれた」と男児が話したために発覚した。幼稚園の防犯カメラには岡田容疑者が男児に暴行を加える様子が録画されていたという。教室内には別の教諭も映っていたが、注意したり止めようとしたりするそぶりはなかったという。