チェックイン機で手続きをするLCCの利用者たち=18日、関西空港
格安航空会社(LCC)を利用する人が、日本でも増えてきた。割安で手軽なことから、年末年始の旅行や帰省で利用を考えている人もいるだろう。ただ、乗り慣れていない人には注意が必要な点もある。
LCCは、ロー・コスト・キャリアの略称で、低コスト運営により、安い料金を設定する航空会社のことだ。大手と比べ、路線やサービスを絞り、効率的な運航を徹底している。
このため、大手とは違うルールもある。関西空港から国内10都市、海外5都市に就航しているピーチ・アビエーションの広報担当者にコツを聞いた。
まずは、予約やチケット購入時の注意点だ。「思い立ったらすぐにネットで予約をしてほしい」。料金は基本的に大手の半額ほどの設定だが、残席に応じて変動する。混雑期に席が埋まっていくと、料金もどんどん高くなる。
またピーチの場合、ネットは手数料が無料だが、電話だと税込み1620円(国内線)、空港カウンターだと2700円(同)の購入手数料が必要だ。
料金プランも、旅行のスタイルに合わせて選ぶ。プランにより、無料で預けられる受託手荷物の数や重さが違う。ピーチでは、最も安いプランだと受託手荷物は原則有料だ。事前にネット予約しても1200円以上の追加料金が発生し、空港だとさらに高くなる。
機内に持ち込める荷物も、大手…