習近平国家主席は12日、世界気候サミット(Climate Ambition Summit)のテレビ会議で重要談話「従来の事業を継承したうえで世界の気候変動対策の新たな道を開く」を発表し、中国の新たな「自国が決定する貢献(indc)」を明らかにした。新華社が伝えた。
習主席は、「5年前に各国首脳は最も大きな政治的決意と知恵をもって気候変動対策に関するパリ協定の合意を推進した。その後5年間でパリ協定は実施段階に入り、国際社会の広範な支持と参加を得た。現在、国際構造の変化が加速し、新型コロナウイルスの感染拡大が人と自然との関係に対する深い再考を促し、世界の気候ガバナンスの将来が一層注目されている」と指摘し、以下を提言した。
(1)一致団結して、協力・ウィンウィンという気候ガバナンスの新たな局面を切り開く。気候変動という試練を前に、人類は運命を共にしている。中国は各国がパリ協定を支持し、気候変動対策のために一層の貢献をすることを歓迎する。
(2)大きな志を掲げ、各々ができる事を尽くす気候ガバナンスの新たなシステムを作り上げる。各国は共通だが差異ある責任の原則に従い、国情と能力に基づき、行動を最大限強化すべきだ。先進国は発展途上国への資金・技術・能力開発面の支援をしっかりと拡大する必要がある。
(3)自信を高め、グリーンリカバリーという気候ガバナンスの新たなアプローチを堅持する。グリーン、低炭素という生産・生活スタイルの提唱に力を入れ、グリーン開発の中に発展のチャンスと推進力を見出す。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年12月14日