アイスダンスSDで演技する村元哉中、クリス・リード組=白井伸洋撮影
11日のフィギュアスケート団体戦に出場したクリス・リード(28)は、米国人の父親と日本人の母親の間に生まれ、主に米国で育った。日本国籍を持ち、3回目の五輪。姉と妹も一線で活躍してきた。
村元・リード組「楽しい、興奮」 五輪初戦で目標点超え
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「合う人がいればチームになるといいと思う。ちゅうちょはあまりない」
国籍について、かつてクリスとコンビを組んだ姉のキャシーさん(30)はそう話す。2人は日本代表として、2010年のバンクーバー大会と14年のソチ大会に出場した。
クリスも過去のインタビューで「米国に生まれ、住んでいても、日本代表として何も劣ることなく試合に臨める」と話していた。11日、アイスダンスのショートダンスで目標だった60点を超えた。日本代表として3回目の五輪出場。演技を終え「光栄に思う」と語った。
五輪のアイスダンス競技は、2人とも同じ国籍でなければならない。相手に合わせるために選手が国籍を変えることも少なくない。
2人の妹のアリソンさん(23)は米国籍。アイスダンスでコンビを組んだ相手のジョージア国籍を取得し、同国代表としてバンクーバー大会に出場。イスラエルやリトアニア代表としても国際大会に出た。
アスリートと国籍の関係は時に…