JA全農から提供されたイチゴをほおばる藤沢(左)と山口
「もぐもぐタイム」は日本のイチゴをいっぱい食べて――。
韓国イチゴに農水相「日本品種が流出」カーリングで注目
14日に青森市で始まるカーリング混合ダブルスの日本選手権に、特別協賛の全国農業協同組合連合会(JA全農)から国産のイチゴ180箱が提供された。13日にあった記者会見で、平昌五輪4人制女子で銅メダルを獲得したLS北見の藤沢五月に手渡された。
平昌五輪ではLS北見の選手が、ハーフタイムに座りこんで果物などで栄養補給をする様子が「もぐもぐタイム」と呼ばれて話題になった。ここで選手が食べていた大粒の韓国産イチゴにも注目が集まり、斎藤健農林水産相が「日本から流出した品種をもとに韓国で交配されたものが主だ」と指摘していた。
「せっかくなら日本のイチゴを食べて欲しい」という声が生産者からも挙がっていたそうで、JA全農は急きょ宮城から熊本まで国内9産地9品種のイチゴ計180箱を選手控室などで提供することを決めた。さらに優勝ペアにはイチゴ100パックが贈られる。藤沢は「おいしい日本のイチゴを食べて頑張ります」と笑顔で語った。
今大会にはLS北見と、男子日本代表のSC軽井沢クの選手によるペア3組が日本協会の「強化委員会推薦枠」として出場する。推薦枠を含めて21組が出場し、優勝ペアは世界選手権(4月、スウェーデン)に出場する。(渡辺芳枝)