東海北陸道で1月27日に起きた正面衝突事故。中央にはゴム製ポールだけが設置されている(岐阜県郡上市、県警提供)
全国の高速道路の約4割を占める中央分離帯の無い片側1車線区間。国は対面通行による事故防止のため、ワイヤロープの設置を進め、効果を上げているが、トンネル、橋には設置できない欠点がある。1月末には、高速道トンネルで死亡事故も起きた。国や高速各社は防止技術を公募し、対策に乗り出している。
1月27日午後2時45分ごろ、岐阜県郡上市の東海北陸道で乗用車と、対向車線の軽乗用車が正面衝突。軽乗用車を運転していた富山県高岡市の男性(50)が死亡した。現場は暫定2車線(片側1車線)の対面通行区間で、県警によると、いずれかの車が対向車線に飛び出したとみられる。
暫定2車線は将来の4車線化を…