2月11日20時、2021年の春晩(春節<旧正月、今年は2月12日>を祝う中国の国民的年越し番組)が例年通りにスタートした。丑年の春晩の注目点は何だろうか。
パフォーマンス「牛起来」に出演した劉徳華(アンディ・ラウ)、王一博(ワン・イーボー)、関暁彤(グアン・シャオトン)は全員うし年生まれだ。特別な共演者——4つ足の牛ロボット、機械の牛、牛のキャラクターも登場し、「うし年グループ」で書き初めをしたり、腕立て伏せをしたりした。王一博、関暁彤と息をぴったり合わせて動き回る劉徳華だが、実は会場にはおらず、仮想現実・拡張現実・複合現実を統合したXR技術による3Dグラフィックスでステージに登場した。
小品(コント)「ベランダ」は、新型コロナウイルス感染症に立ち向かった期間に人々が共同で助け合った日々の暮らしの情景を再現した。
春晩の会場には感染症と闘った医療者たちを紹介する「ウォール」も設置され、人々のために命をかけて戦った医療者一人一人の姿を見ることができ、多くの人が熱い涙を流していた。
2020年には、北斗衛星測位システムが構築され、「天問1号」が火星に旅立ち、「嫦娥5号」が月を探索した。宇宙からの素晴らしいニュースが次々に伝えられた。
2020年には、小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的な完成が偉大な歴史的な成果を上げ、貧困脱却の難関攻略の戦いが決定的な勝利を収めた。
春晩のステージでは、中国の宇宙事業従事者と「2020年貧困脱却難関攻略賞」の受賞者の代表が、特別プログラム「祖国に報告」を共同で提供した。
俳優の張国立と考古学の杭侃教授が特別プログラム「国宝故郷に帰る」に出演した。1世紀近く海外に流出していた国の一級文化財で山西省天竜山石窟第8窟北壁の本尊仏頭が、2020年についに祖国への帰国を果たしたことが伝えられた。
丑年の春晩のダンスプログラムには、ネットユーザーから次々に「すごい!」とのコメントが寄せられた。
丑年の訪れにあたり、みなさんの牛のように勢い盛んな1年をお祈りします。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年2月12日