トランプ米大統領(左)の出迎えを受け、握手する安倍晋三首相=2018年4月17日、米フロリダ州パームビーチ、岩下毅撮影
安倍晋三首相は17日午後(日本時間18日未明)、米フロリダ州パームビーチにあるトランプ大統領の別荘「マール・ア・ラーゴ」でトランプ米大統領と会談した。トランプ氏は米朝首脳会談の開催場所として5カ所を検討していると説明。北朝鮮政策のほか、経済問題についても話し合ったとみられる。両首脳の会談は6回目。
首相はまず、通訳のみを入れ、大統領と2人だけで約55分間会談した。首相は冒頭、南北、米朝首脳会談が行われることを念頭に、「日米が国際社会をリードして圧力を最大限に高めた結果、北朝鮮から話し合いを求めてきた。私たちのアプローチは成果を上げている。米朝首脳会談を決断した大統領の勇気に対して称賛したい」と述べた。「日本にとって大切な拉致問題について徹底的に話し合いたい」とも強調した。
トランプ氏は「米日関係は非常に強く、北朝鮮ついて全く意見は一致している。金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長氏との会談が6月の初旬かその前にあるかもしないが、うまくいくよう願っている。うまくいかなかったら、強い姿勢で臨みたい」と応じた。
両首脳はその後、少人数の両政府関係者らを加えて約70分間会談した。冒頭で首相は「2人きりで北朝鮮の問題、経済について相当深い話ができた。それぞれ非常に重要な点で認識を一致させることができた」と2人きりの会談を評価。「史上初の米朝首脳会談を通して、核の問題、ミサイルの問題、さらには日本にとって重要な拉致問題が解決に向かって進んでいく歴史的な会談となることを期待している。そのために、真剣な、徹底的な話し合いをしたい」と述べた。
これに対し、トランプ氏は「米…