九州電力は23日、川内原発2号機(鹿児島県薩摩川内市)の発電を止め、定期検査に入った。原子炉等規制法にもとづく検査で、9月下旬までの予定。玄海原発3号機(佐賀県玄海町)の配管から蒸気漏れがあったトラブルを受け、同種の配管も点検する。
川内2号機は23日午前1時に発電を停止し、午前5時ごろには原子炉も止まった。核燃料の3分の1ほどを交換するほか、蒸気発生器なども取り換える。九電は通常の約2カ月より長い約5カ月間の検査期間を見込んでいる。
川内原発は1号機も6月下旬まで定期検査中。2号機の検査入りで、営業運転中の九電の原発はいったんゼロになった。ただ玄海原発の3号機が稼働して発電を始めており、5月16日に営業運転に移る見通しだ。(山下裕志)