開店する到着時免税店=2018年4月25日、愛知県常滑市の中部空港
国際線で到着した旅行者が利用できる「到着時免税店」が26日、中部空港(愛知県常滑市)に開店する。国内の空港では成田、関西に次いで3番目。買った物は、海外から持ち込む酒類などと合わせ免税範囲の対象になる。当面は酒とたばこに限って販売する。
昨年4月の税制改正で、輸入手続き前の外国貨物を売る場合に限り、国際線到着エリアに免税店を設置できるようになった。
中部空港では税関入国検査場の一角にできる。空港会社直営で、酒類14銘柄約30品目と、たばこ類18銘柄約90品目を扱う。商品価格は国際線出発エリアの免税店と同じで、円と米ドルが使える。櫛田武彦・免税売店支配人は「海外で買わなくても到着時に免税で買えるようになる。国内で流通していない商品も集め、利便性向上につなげたい」と話した。(豊平森)