仮想通貨の取引を担う交換業者が、事業からの撤退を決める例が相次いでいる。ずさんな資金管理やリスク対策の甘さが指摘され、コストをかけて態勢を整えることを断念している。緩い規制で業界の育成を優先してきた金融庁は、業者の数を絞って規制を強化する方向へ転換している。 (フォーラム)仮想通貨、どう向き合う? 「仮想通貨を取り巻く情勢変化に対応する万全の態勢を整えることが難しい」。交換業者のビットステーション(名古屋市)は4月末、ホームページで事業撤退を公告した。3月に幹部が顧客資産を私的に流用していたことが発覚し、金融庁から業務停止命令を受けた。出直しも検討したが、断念した。 同社は、金融庁への登録申請中だが営業は認められてきた「みなし業者」の一つ。同じみなし業者のコインチェック(東京)で1月、約580億円分もの仮想通貨の不正流出が起き、金融庁はみなし業者全16社へ立ち入り検査した。 その結果、顧客資産の流用や、犯罪組織によるマネーロンダリング(資金洗浄)の防止策の不備などが相次いで見つかった。金融庁は次々に業務停止命令や業務改善命令を出し、見直しを促した。 改善命令を受けたミスターエクスチェンジ(福岡市)は金融庁への申請を取り下げた。「安心して利用できるサービスを提供するには万全の態勢を準備し、再出発することが最善」と判断し、新たな顧客の登録も打ち切った。 ほかにも5社が業者登録の申請を取り下げた。また、別の1社は交換業者としての実態がなく、金融庁はみなし業者と扱うことをやめた。 金融庁は登録済みの16業者への監視も強める。仮想通貨の国内での取引規模は69兆円まで膨らんでおり、昨年8月に30人体制で発足させたモニタリング(監視)チームを60人規模まで増やした。幹部の1人は「みなし業者の成長を期待するよりコインチェックの二の舞いを避けることの方が大切だ」と、監視体制の「仕切り直し」を強調する。(山口博敬) |
仮想通貨の業者撤退相次ぐ 監視強まり「再出発が最善」
新闻录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语
相关文章
「愛国者による香港統治」実行の重要な一歩 高まる「再出発」への期待
日本加大对看护业者猥亵儿童的惩罚和监管力度
今年初の国際定期貨物列車「中欧班列」防疫物資特別列車が出発
中国の対外貿易輸出が急速に回復安定
ブロックチェーン技術サービス業者SEFGが東京で正式に設立
辞典で振り返る2020年 新型コロナ関連が「今年の言葉」に相次いで選出
中国全土で初となる複数の省が協力した「中欧班列」が義烏から出発
第22回高交会が閉幕、1790種の新製品が初公開
モンゴルから寄贈された羊肉第1陣が湖北に向けて出発
日韓が「カーボンニュートラル」目標を相次いで発表 外交部「歓迎する」
日本10年间逾20万中老年人自杀 最大原因是……
日本2019年约2万人自杀 40岁以下年轻人居多
最短1時間!北京・天津・河北1時間交通圏がほぼ形成
世銀やIMFなどが中国経済の成長率予測を相次ぎ引き上げ
日本新增572名新冠感染者,业者分解垃圾发现700万日元现金
今年529本目となる「義新欧」中欧班列が出発 2020年の輸送量は昨年上回る
初の「唐西欧」中欧班列が運行 河北省唐山
IoT+5G、ブドウ栽培の管理が容易に
個人の店舗開設を支援 微信の小型店舗サービスが全面開放
上海、新型コロナの輸入症例確認相次ぐ 関連路線に「一時停止措置」発動
「北京・天津・河北」エリアを走る初の観光列車が石家荘を出発 河北省
湖北省が省を跨ぐ団体旅行を再開、1組目が蘭州へ出発
湖北省が省を跨ぐ団体旅行を再開、1組目が蘭州へ出発
同盟国が相次ぎ反対 G7拡大は困難
不動産会社が養豚で酒造会社が車 上場企業の相次ぐ業界の枠越え










