ガーナに敗れ、うなだれる日本の選手たち=内田光撮影
(30日、日本0―2ガーナ サッカー国際親善試合)
西野J完敗、観客大ブーイング ガーナに0―2
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日本はW杯で勝てるのか。
そう嘆きたくなるような敗戦だった。DF吉田は「恥ずべき試合」と繰り返し、「まずは戦わないと」と厳しい表情だった。
開始早々、右サイドを突破されて簡単にクロスを上げられる。クリアしたが、どこか緩んだ空気で入ったプレーは締まらない。
前半8分、ゴール正面でDF槙野が相手を後ろから倒す反則を犯し、FKから先制点を許した。W杯を見据えた一戦。ましてや、初戦の強豪コロンビア戦を想定していたのならば、この安易な反則こそ、本番で間違いなく取り返しのつかないミスになっただろう。
4月に就任した西野監督にとっての初陣。W杯に向けた調整ではなく、徹底的に勝ちにこだわっていた。しかし、W杯に出場せず、先発の平均年齢23・3歳という若手中心のガーナに球際で負ける場面もあり、相手のスピードについていくのに苦戦。西野監督になって導入した3バックも各選手の距離感が悪く、複数の選手が連動してボールを奪うこともほぼなかった。
約2カ月前にハリルホジッチ監督を解任してから、チームはどう生まれ変わったのか。そんな期待感をも打ち砕く結果に、試合後は、サポーターからブーイングも飛んだ。W杯まで親善試合は残り2試合。チームを引っ張るベテランもいなければ、新戦力の台頭もない。この日の試合を見る限り、この先に見えるのは、不安ばかりしかない。(堤之剛)
香川 「すごく手応えを感じている。W杯にいく準備だけをしてきた。欧州で最高のコンディションにもっていきたい」
日本代表 今後の予定
【6月】
9日2:00 国際親善試合・スイス戦(スイス)
12日22:05 国際親善試合・パラグアイ戦(オーストリア)
<W杯ロシア大会>
19日21:00 1次リーグ・コロンビア戦(サランスク)
25日0:00 1次リーグ・セネガル戦(エカテリンブルク)
28日23:00 1次リーグ・ポーランド戦(ボルゴグラード)
※日時は日本時間