新潟県知事選の応援に「そろい踏み」し、気勢を上げる野党6党・会派の代表ら=2日午前、新潟駅前、山岸一生撮影
野党6党・会派の代表6氏が2日午前、新潟県知事選(10日投開票)で推薦している新顔の前県議・池田千賀子氏(57)の応援のため、新潟駅前でそろって街頭演説をした。6代表による「そろい踏み」は初めてで、政権批判票の取り込みに力を入れる狙いがある。
立憲民主党の枝野幸男代表は演説で「上からの政治を変えないと皆さんの暮らしはどんどん厳しくなる」と指摘。国民民主党の大塚耕平共同代表は「この知事選の勝敗が安倍政権の命運を決める」と訴えた。ほかに共産、自由、社民の3党と衆院会派「無所属の会」の各代表も参加した。
野党は新潟県知事選を財務省の決裁文書改ざん問題などを抱える安倍政権を揺さぶる機会と位置づけ、共闘態勢を組んでいる。5月30日夜に6代表が東京都内で会食した際に合同演説を決めていた。
知事選には元新潟県五泉市議の安中聡氏(40)、自民、公明両党が支持する前海上保安庁次長の花角英世氏(60)も立候補している。