トヨタ自動車の取引先でつくる「協豊会」と「栄豊会」が会員企業に対し、トヨタ役員らに中元を贈ることを自粛するように要請した。トヨタの申し出を踏まえた対応で、経費削減を徹底する。
協豊会は部品メーカー、栄豊会は設備メーカーなどで構成され、会員企業は計約350社。いずれも6月上旬、会員企業に対し、トヨタの役員や社員に中元や歳暮、昇進祝いを贈ることを自粛するよう文書で伝えた。トヨタの豊田章男社長はこのところ、「原価低減」の重要性を強調している。ある部品メーカー幹部は「自粛による経費削減額は大したことはない。原価低減を徹底する姿勢を示す効果の方が大きいだろう」と話す。
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