独高級車大手のダイムラーは4日、メルセデス・ベンツの新型電気自動車(EV)「EQC」を発表した。今後、本格展開していくEV専用ブランド「EQ」シリーズの第1弾。2019年夏に欧州で発売し、日本では20年初めまでに売り出す予定。
EQCはスポーツ用多目的車(SUV)で、フル充電で走れる航続距離は450キロ以上としている。二つの電気モーターを搭載し、5・1秒で時速100キロまで加速する。価格は公表していない。高級EV市場ではEV専業メーカーの米テスラが先行。ダイムラーは、22年までに10車種以上を投入して巻き返しを図る。(ロンドン=寺西和男)