JR東京駅の丸の内駅前広場(東京都千代田区)に25日、路上に薄く水を張った「水景エリア」が登場した。見た目の涼しさに加え、打ち水効果も狙った演出で、9月中旬まで続けられる予定だ。
テツの広場
御影石で舗装された中央広場の左右2カ所に設けられ、それぞれ縦22メートル、横15メートルの広さ。水深は5ミリほどで、エリア内を歩くこともできる。JR東日本によると、端からしみ出た水がわずかな勾配で路上を流れ、地中の浄化装置との間を循環する仕組み。気化熱によって周囲の気温を下げる効果も期待されるという。
横浜市から来た小川結人(ゆいと)君(2)は裸足でエリア内を走り回って大喜び。母親の清佳(さやか)さん(35)は「最近は公園も遊具が熱くなりすぎて遊ばせられない。東京駅前で水遊びができるなんて驚き」と話していた。(細沢礼輝)