(11日、プロ野球 オリックス6-3ロッテ)
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オリックスの左腕・山田が好救援で逆転勝ちを呼び込んだ。
1点ビハインドの七回1死二塁でマウンドに。「左打者を抑えることに集中するだけ」と山田。角中を132キロのスライダーで左飛、続く鈴木も内角の直球で中飛に仕留めた。
プロ9年目。昨季はわずか4試合の登板で、過去には育成登録の経験もある苦労人だ。今季も2軍暮らしが続いていたが、6月に小松・2軍投手コーチからこれまでと握りも投げ方も違う130キロ台のスライダーを教えてもらい、「左打者への有効な球を習得できた」と自信になった。
八回も三者凡退に抑え、これで2日に1軍昇格後は7試合連続無失点。その裏にチームが逆転し、2年ぶりの白星をつかんだ26歳は「2年ですか……。よかったです」と喜びをかみしめていた。